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お返事遅くなりました

 投稿者:真城 悠  投稿日:2015年12月13日(日)19時46分18秒
返信・引用
   どうもすみません。

>At14さん

 解説感謝です。
 それにしてもそんなことがあったのですね。

 私も頑張ります。それでは!

http://white.ap.teacup.com/mashiroyuh/

 
 

追記のようなもの

 投稿者:At14  投稿日:2015年11月30日(月)18時22分23秒
返信・引用
  絶賛期末試験中のAt14です。

少年少女文庫の話が出ていましたので、詳しく説明いたしますと
昨年7月4日に文庫さんへのアクセスが不可能になり、7月9日以降、閲覧のみ可能な状態(投稿や掲示板の使用ができない状態)になりました。
しかし現在では、少年少女文庫トップページからアクセスできる「ストーリー道場(仮)」でのみ作品の投稿が可能です(アクセス不可能になることが時々あります)
また、仮掲示板である「クリエイターズ・フロア(仮)」が稼働中です。
(最近はどちらも活気がなくなっておりますが)

>11月には、「華代ちゃん」シリーズの作品を(少年少女文庫さんに)投稿しようと考えております。
これは、上記で説明しました「ストーリー道場(仮)」へ投稿する予定です。
投稿が予定よりかなり遅れておりますが……

私もいち早く復活することを願っております。
 

どうもです

 投稿者:真城 悠  投稿日:2015年11月24日(火)22時34分53秒
返信・引用
  >makikakudayamaさん
>タイラントの横暴に憤慨しているmakikakudayamaです。(何のこっちゃ。)

 ご無沙汰しております。いや~強かったなあタイラント。やっぱテコ入れなんでしょうかってなんのこっちゃ。

>久し振りにこちらを拝見したら、真城先生が活動を再開され、しかも新作を12本も掲載されており、感激致しました。

 活動再開とおっしゃっていただき恐縮です。
 12本とはいうものの、手探りに試行錯誤の連続というところで、やっとこさ方向性が見えてきたというところです。

>「珊瑚さんの世直しシリーズ」を全話拝読しました。トラブルメーカーだった3号が、世直し人に成るとは、3号も結婚して成長したんですね。(ハンター内部の人にとっては、未だにトラブルメーカーである事は置いといて。)私も読んでいて初期のハンターシリーズが思い出され、とても楽しかったです。

 ありがとうございます。
 世直しというか、冷静に考えてあんなに面白い能力を持っている珊瑚(さんご)を活かさない手はないなぁ…とこの頃思い直したってところです。

 ちなみにこれには、拙作の「メタモル・ファイト!」(下記のリンクから読めます)も影響しています。
 「メタモルファイター」は一般人を永続的に性転換&女装させてしまう…という恐ろしい(?)能力の持ち主なんですが、それゆえにちょっと使いどころが難しいんですよ。影響力が大きすぎてね。
 普通に考えれば「異能バトル」ものの登場人物たちは普通に人をバンバン殺しているので、それに比べれば性転換させまくるのはまだマシじゃ?と思わなくもないのですが、でもやっぱり影響力は甚大です。

 そこに持ってくると珊瑚(さんご)の能力は時限式なので、後腐れないし、誰かに話したところで「そんなもん幻だろ」で済まされる…ということに最近気づいたんです。

 構図は思いついたんですが、マンネリとして続けていこうと思った矢先にいろいろ仕事で忙しくなったりありまして、12作で止まっています。
 ネタ自体はいくらでもあるのでお待ちを^^

>真城先生の「珊瑚さんの世直しシリーズ」を拝見して、俄然やる気が湧いて来ました。>TPP交渉も終盤に入り、著作権法違反の非親告罪化の議論が始まりましたが、これに関するハンターシリーズの話を書こうと思っております。前後編ではありませんが、2話物みたいな物にする予定です。狂言回しとして新キャラを登場させ様かと思っています。(なので没に成るかも)。

 ハンターでなければ問題ないと思いますよ。私も「アイドルハンター」を匂わせるだけで実際にはキャラ設定もしていないという…。

>少年少女文庫は去年の8月にシステムがダウンして、現在まで修理中で、新規投稿が出来ず、閲覧のみの状態と成っている様です。

 そうでしたか。それは知りませんでした。
 私にとっての恩人みたいなサイトですので一刻も早い完全復旧を望みます。

>真城先生が活動を再開して下さり、大変嬉しく思っております。今後とも宜しく御願い致します。

 こちらこそよろしくお願いいたします。
 ちまちまと続いている「なろう」の方もよかったらどうぞです。

http://white.ap.teacup.com/mashiroyuh/

 

 御久し振りです。

 投稿者:makikakudayama  投稿日:2015年11月15日(日)23時46分47秒
返信・引用
   御久し振りです。キングギドラの陰謀で神無月に異動させられ、タイラントの横暴に憤慨しているmakikakudayamaです。(何のこっちゃ。)

 久し振りにこちらを拝見したら、真城先生が活動を再開され、しかも新作を12本も掲載されており、感激致しました。
 「珊瑚さんの世直しシリーズ」を全話拝読しました。トラブルメーカーだった3号が、世直し人に成るとは、3号も結婚して成長したんですね。(ハンター内部の人にとっては、未だにトラブルメーカーである事は置いといて。)私も読んでいて初期のハンターシリーズが思い出され、とても楽しかったです。

 またしてもやるやる詐欺師状態の私ですが、真城先生の「珊瑚さんの世直しシリーズ」を拝見して、俄然やる気が湧いて来ました。TPP交渉も終盤に入り、著作権法違反の非親告罪化の議論が始まりましたが、これに関するハンターシリーズの話を書こうと思っております。前後編ではありませんが、2話物みたいな物にする予定です。狂言回しとして新キャラを登場させ様かと思っています。(なので没に成るかも)。

 てぃーえむさんとの御話の中で、pixivの小説の事を話題にされていましたが、イラストがメインのpixivにも、小説も沢山投稿されており、面白い物も結構有ります。かく言う私も、イラスト等を見る為に、1週間に2回位はpixivを徘徊致しております。

 又、At14さんとの御話の中で、少年少女文庫の話をされていましたが、少年少女文庫は去年の8月にシステムがダウンして、現在まで修理中で、新規投稿が出来ず、閲覧のみの状態と成っている様です。御存知かとも思いましたが、一応御伝えします。早く復旧して戴けると良いのですが、、。

 真城先生が活動を再開して下さり、大変嬉しく思っております。今後とも宜しく御願い致します。

 
 

珊瑚(さんご)さんの世直し 12 「迷惑駐車」

 投稿者:真城 悠  投稿日:2015年10月29日(木)13時08分4秒
返信・引用
  「ふ~んこいつがそうなんだ」
 珊瑚(さんご)の目の前に車が停められている。
「そうなんですよ…」
 目の前で小さくなっているは部下Aである。
 彼の自宅のアパートの前にある月極め駐車場の出口をふさぐようにその車は停められていた。
「警告はしてもらったのよね」
「そりゃそうです。でも何度警告しても停められるんですよ」
「持ち主に会ったことは?」
「一回遠巻きに観ました」
「直接会ったことないんだ」
 部下Aはため息をつく。
「若造ですけどね。ただ、無暗にデカくて危ない雰囲気でした。出来たら関わりたくないです」
「デカいって…あたしよりも?」
 珊瑚(さんご)は女性にしては身長は高い方だ。ヒールを履けば少なくとも部下Aなんかは見下ろしてしまう。
「ええ。あれ見てくださいよ」
 1回の部下Aの部屋のドアが酷く汚れている。
「何あれ?」
「…逆恨みですよ。『お前のせいでレッカー移動食らったんだ!』って1時間以上ドアを蹴ったり怒鳴ったり大変でした」
「…警察呼びなさいよ。器物破損の現行犯でしょうが」
「1回は試しましたが…」
「芳しくなかった…?」
「民事不介入ってんですかね。警察っつっても所詮は人間の集まりですよ。声の大きな方の意見が通るんです」
「…そうなんだ」
「警察にしょっ引かれた際にウチの許可を得て借りてるだの、果てはボクが近所で幼女誘拐の嫌疑がかけられたことがある…なんて嘘八百喋りまくったらしくって」
「アホくさ。警察にウソが効くわけないじゃん」
「そりゃそうです。でもどうしたってイメージは悪くなるし…」
 呆れて空を見上げる珊瑚(さんご)。
「あたしら国家公務員じゃんよ。それもかな~り特殊な。その辺も言ったんだよね?」
 特殊公務員どうこう言う割には安普請のアパート住まいではあるが。
「警察関係者だの公安だの内調だのってことならともかく、ウチははぐれ部署ですから」
「ま、そうだわな」
「で?直対嫌だからあたしを呼んだと」
「呼んだっていうか珊瑚(さんご)さんの方から来てくれたんじゃないですか」
「まあね」
 珊瑚(さんご)は自分の特異体質を興味本位の悪戯(いたずら)以外に何か有効活用できないかと試行錯誤していたのだ。
「確認するけど、その若造はつるんではいないんだよね?」
「ええ。徒党は組んでないと思います」
「こんな裏路地みたいなところに2シートのスポーツカー停めちゃってさぁ。何しに来てんのよ」
 車体が真っ赤に塗られて流線型をしている。漫画みたいな格好よさだ。
「この先に住んでる彼女の家に遊びに来てるらしいですよ」
「へー」
 覗き込んでみるとなるほど建物の間に通り道めいたものがある。
 あの奥の袋地に住んでるとなると駐車場にゃあ困るんだろうな。そのカノジョとやらは。
「…ったく、分不相応なことしてんじゃねえっての。どうせパパに買ってもらった4つ輪だろうに」
「ちょっと歩けばコインパーキングもあるんですよ」
「チクられた腹いせにドアをボコボコにするような“育ちのいい”お坊ちゃん相手ねぇ。腕が鳴るわ」
 ゆっくりと手袋を外して行く珊瑚(さんご)。
 すると、その通路から身長だけは高い金髪で派手な格好の男が出てきた。
 だらしなく露出度が高く、濃いメイクの女と手を繋いでいる。
「引っ込んでな」
「え…でも…いいんですか?」
「またバニーちゃんになりたい?」
「…じゃあ」
 部下Aはスタスタとアパートの1階に引っ込んでいく。
 坊ちゃんは得意げに何か話しながら当たり前のようにスポーツカーの運転席に迫る。キーレスエントリーでアンロック音が響いた。
「あー、ちょっといいかな」
 珊瑚(さんご)は好きな「刑事コロンボ」を意識して立ちふさがった。
「この格好いいスポーツカーってお兄ちゃんのかな?」
 一応褒めてもらったことに気を良くしたのかニヤついて坊ちゃんが言う。
「ああそうさ。乗せて欲しいのか?」
「遠慮しとく」
「じゃなんだよ」
 一呼吸置く珊瑚(さんご)。
「この辺の住民代表して言うけどさ、無駄に図体のデカいこいつが一晩中ふんぞり返ってると邪魔なんだよ。無断の路上駐車は止めてくれるかな」
 意図を察した坊ちゃんの表情が一変した。
「…ぁんだとゴルァ…」
「ちょっと先に行けばコインパーキングだってあんだよ?維持費だけで年間で中古車なら買えるくらい掛かってそうなこいつを転がしてるあんたがそれくらいケチってどうすんだよ」
「テメエの知ったことじゃねえんだババアが!」
「そーだそーだババア!」
 なんと、連れられてる女まで坊ちゃんに加勢していた。
「警告はしたからね。あたしゃ何も根拠のないことは言って無いの。法律守ってって言ってるだけ」
「うるせえ!」
 ドン!と珊瑚(さんご)を突き飛ばすぼっちゃん。
 数歩後ずさる形になった珊瑚(さんご)だが、体勢を立て直す。
「それから、くれぐれもあたしには触らない様に…って遅いか」
「何を訳の分からねえことを…ん?」
 ぼっちゃんの額に脂汗が流れ落ちる。
 全身を襲う“違和感”に気付き始めたらしい。
「な、何だ?」
「…どうしたの?てっちゃん」
 坊ちゃんは『てっちゃん』と呼ばれているらしい。
「触るなって言ったでしょうが」
「あ…あ…」
 自らの胸を抱きしめる形で身体を内側に折り曲げる坊ちゃん。
「大丈夫!?大丈夫なの?」
「か、からだが…身体が…おかしい…」
 バッ!と手を離すと、その胸板にはツンと上を向いた形のいい乳房が突き上げていた。
「きゃああああああーっ!」
 彼女の悲鳴が響き渡る。
 変化は止まらない。
 大量の油を消費しているのであろう決まった髪型がほどけ、生き物のようにわさわさとうねり、グングンと伸びて行く。
「あ…あ…」
 ぼっちゃんは全身を襲う違和感と共に、首回りが暑くなり、さらさらと流れ落ちる黒髪の重さを感じていた。
 目の前に翳された自らの指は、細く長く美しく変形していく。
 その意味するところは明らかだった。
「ま、まさか…まさかそんな…」
「てっ…ちゃん…」
 すらりと長く伸びていた脚がぐぐぐ…と内股になって行き、無理なく両膝の内側同士が接触する。
 同時に脚のラインが美しく浮かび上がる。
「どうなってんだ…これは…」
 男物の服の上からでは分かりにくいが、ウェストがきゅうっ!と細くなって行き、シックスパックも浮き出ていた筋肉質の身体がふっくらと柔らかい皮下脂肪に覆われて行った。
「まさか…」
 ぐぐぐ…とお尻が大きく丸くなっていく。
「よ、よせ!やめろ!そこだけはあぁっ!!」
 声も甲高くなっていた。
 白魚の様な指で下腹部を抑え込む坊ちゃん。いや、今は“お嬢ちゃん”か。
 男性のシンボルが縮み、しゅしゅしゅ…と体内に収納されて行く。
「ああっ!」
 思わずのけぞってしまう“お嬢ちゃん”。長い髪が乱れ、いつの間にか形成されたオリエンタルな美女の顔が美しい。
「てっちゃん…女だったの…?」
「ち、違う!違うんだこれは!」
 必死に弁解をしようとするダブダブの男装をしている女。
「はいはーい。最後までいっきまーす」
 のん気な珊瑚(さんご)の手拍子が響いた。
「はうっ!」
 庶民的な住宅地の裏路地に似合わない高そうなスーツがグラマラスな女体にぴったりと張り付いた。
「あ…あ…」
 あっという間にハイレグ形状となり、その脚には肌色のストッキングが装着されて行く。
 これまた高そうな革靴はエナメルのハイヒールとなって踵(かかと)を突き上げた。
「あっ!」
 思わずつま先がつんのめる美女。
 その姿勢は女体をよりエレガントに魅せていた。
 変化は止まらず、ワンピースの水着形状になったスーツは腕と肩をむき出しにしていた。
 お尻までありそうな美しい光沢を放つ黒髪は数千円は掛けてセットしたかの様に整い、流れ落ちる。
「あ…」
 身体をひねり、自らの身体を見下ろすその流し目がセクシーだ。
 水着の様に見えて水着ではないそのスタイルに大仰なイヤリングがぶら下がった。
「ぁっ!」
 細い眉毛もくっきり描かれている濃いメイクが出現し、全ての手の指を真紅のマニキュアが彩って行く。
 水着なのに肌色ストッキングにハイヒール、濃いメイクにアクセサリーと何ともチグハグだ。
 どこからともなく現れた『日傘』がその手に握られた。
「スポーツカーと言えば…ちょっと違うけどレースクイーンで決まりでしょ」
 そこには、その一角だけサーキットから空間を切り取って来たかのようにレースクイーンが佇んでいた。
「て…てっちゃん…なんてカッコしてんのよ…へ、変態!」
「いや!違う!違うんだこれは!」
 次の瞬間、身長差が逆転した珊瑚(さんご)が哀れなレースクイーンの背後に迫り、お尻をつるりと撫で上げた。
「ぁああっ!」
 思わず黄色い声を上げてしまうレースクイーン。
 身を捩(よじ)って珊瑚(さんご)から距離を取る。
 はあはあと呼吸が荒くなっている。頬はリンゴの様に紅く染まり、上気して汗ばんでいた。額に張り付き、乱れた数本の髪の毛が何とも色っぽい。
「な、何すんだよ!」
 どう見ても「妙齢の美女」でしかありえない外観なのに男言葉が違和感がある。そう、この人物の精神は男なのだ。肉体的には女になってしまっているのだが。
「最低!もおいいこの女装趣味の変態!」
 プンスカしながら通り道を引き返して行くカノジョ。
 どうやら「女装」だと思っているらしい。まあ、女が女物を着ても女装は女装なんだが、男が女装してもウェストをここまで細くすることなど出来る訳がないのだが。…常識的に考えて一瞬にして男が女に性転換したなど信じられる訳がないか。
「お、おい!待てよ!」
「だーから言ったでしょ?路上駐車しないでって」
「…はぁ…?」
 世にも珍しい『目を剥いたレースクイーンの図』である。
「路上駐車のおしおきなんだって。どお?ハイレグレオタードの着心地は?」
「…あんたが…?」
「そうだって。さっさと退散しないと、女子校仕込みのテクニックであんたを…」
「ひ、ひやああああああ~っ!」
 レースクイーンは爪が折れそうなくらいの勢いでガルウイングドアを跳ね上げると、中に飛び込み、急発進させて一目散に飛び出して行った。


 あの10センチはあるワリバシみたいなピンヒールで運転は危ないんだけどね。ま、いいわ。とりあえず無事撃退。写真が似ても似つかないからくれぐれもお巡りさんに「免許証見せて」って言われない様にね。
 あれから二度とあのスポーツカーが路上駐車することは無くなったんだって。
 あそこに住んでた彼女にもフラれたみたいだから来る理由も無くなってるけどさ。
 放うっときゃ戻るって教えてないけど、まあ何とかなるデショ。
 数時間か一晩か分からんけど、女の身体になっちゃった恐怖に震えとくといいわ。まかり間違って別の女装をしてたりした時に身体だけ戻ったりすると『かなり』悲惨なことになるけど…まあ、知ったこっちゃないわね。

 とりあえずこれで一件落着。気軽に依頼できるトラブルシューター、二条珊瑚(にじょう・さんご)をこれからもよろしく!
 それじゃ!

おわり

http://ncode.syosetu.com/s3754c/

 

珊瑚(さんご)さんの世直し 11 「綱引き」

 投稿者:真城 悠  投稿日:2015年10月26日(月)18時14分53秒
返信・引用
  『最後の綱引きで決着を付ける!』
 くぐもった声のボスによる場内アナウンスが響き渡った。
 ハンター組織の運動会が酔狂なことにまた開催されていた。
「いい年こいた大人が運動会って…」
 とか何とかいいつつ大人の女性の魅力をジャージに包んでいる珊瑚(さんご)だった。
「そういう割には付き合いいいよなお前」
 ポニーテールにハーフパンツの美少女は半田いちごことハンター1号である。今でこそこの健康的な美少女姿だが、華代被害が確定するまでは見上げるようなゴツい男だった。
 今じゃ珊瑚(さんご)よりも背が低い。
「あんたこそ似合ってるわよ。いっそブルマ履くかチアリーダーでもやれば?」
「ブルマはオレが廃止させた」
「いい判断ね。あんたのパンツなんぞ目の毒だわ」
 いちごが男時代からハンター3号である二条(旧姓・藤美)珊瑚(さんご)は折り合いが悪かった。
 今でも決して良好とは言い難いが、一人っきりになるのを見計らっていちごが使っている女子トイレや更衣室にづかづか入って来て脱いだりするのは普通なのでからかって楽しんでいるのかも知れない。
「何でお前とオレが同じチームなんだよ」
「ボスに聞きなさいよ。あたしだって旦那が向こうだし」
 一応チーム対抗戦と言う形を取っている。
 チーム分けは特に法則は無いらしい。男女で分ける訳にもいかない。というか基本的には男の方が多いし、男女で分けてしまっては流石に女性チームが不利だろう。
『勝利チームにはボーナスが与えられる!』
 一斉に会場がどよめいた。そのせいで『別に金銭とは限らない』という部分がかき消されてしまった。
「ほう…これは気合が入るな…」
 ボキボキと指を鳴らすいちご。とはいえ体重は下手するとかつての半分だ。どれだけ力があっても「綱引き」団体戦では不利である。
「ボーナスとあっちゃ手段は選べないわね」
 不敵な笑みを作る珊瑚(さんご)。

 お互いに綱を持った状態で構える紅組と白組。繰り返すがお互い男女混合チームであって色は便宜上だ。
『よーい!始め!』
 空砲が鳴らされた。一斉に両チームの参加者が気合を入れて踏ん張り始める。
 縄がピンと張り、互角である。
 だが、同時に珊瑚(さんご)が立ちあがって相手チームに向かって走り始めた。
「おい珊瑚(さんご)!テメエなにしてんだ!」
 いちごが怒鳴る。
 元々戦力としてそこまで期待出来る存在というワケではないが、40kg以上が減ったのは小さくない。
 しかし、珊瑚(さんご)はそれ以上に恐ろしいことを考えていた!
 動きやすいスニーカーを駆って相手チームに駆け寄って行く珊瑚(さんご)。すると、先頭の部下Aにタッチした!
「ちょっ!珊瑚(さんご)さんっ!!…うわ…うわあああああっ!」
 忽(たちま)ちの内に部下Aの肉体は女のものに性転換してしまう。同時に艶(なまめ)かしいボディラインで露出度の高い「バニーガール」へと変貌を遂げてしまったのだ!
「きゃっ!」
 思わずリアクションも色っぽくなったセクシーバニーに変わり果てた姿の部下A。だが何より致命的だったのが、真紅のマニキュアも毒々しい長い爪に細い指では綱を握りにくく、踵(かかと)の高いハイヒールでは踏ん張ることが出来ないということだった!
 流石に性転換&女装が初めてではないハンター職員だけあって、気を取り直して綱引きに参加しようとするのだが当然ながら簡単ではない。
 珊瑚(さんご)の攻撃は手を休めず30人中20人は締めていた男の内10人はバニーガールにしてやった。普段はいろんな色にしてやるサービスくらいはするのだが今日は黒一色だ。
 これで一方的に有利!…かと思ったが様子がおかしい。
 振り返ってみるとさっきバニーにした男たちが元に戻っている!
「…?何で?」
「そりゃ反則だよ珊瑚(さんご)?」
 目の前に珊瑚(さんご)の配偶者、ハンター29号こと二条九郎(にじょう・くろう)がいた。
 彼は「触れた男を女に性転換&女装」能力の正反対の能力を持っている。
 そう「触れた女を男に性転換&男装」能力である。
 そして、何故か珊瑚(さんご)被害者に触れるとその能力を打ち消して元に戻せるのだ。
「目には目を歯には歯を!」
 駆け出す九郎。
「…!?」

 綱引きは珊瑚(さんご)やいちごたちチームの勝利に終わった。
 九郎が「お返し」とばかりに敵方チームの女性を男にしまくったのだ…が、冷静に考えるまでも無く「女が男に」なったんでは綱引きに於いては単純な戦力アップになってしまうのだ。
「…何やってんのよあんたは…」
「…すまん」
「いや、すまんっつーか…あたしらのチーム勝ったからいいんだけどさ」
 目の前でしょんぼりしている九郎。
 ちなみに体質的にお互いの能力を打ち消し合うため、この二人はお互いに接触しても相手を変えることはない。基本的には。
『それではボーナスを発表する!』
 ボスのマイクに全員が固唾をのんで聞いている。
『勝利チーム全員に対して…本部支給のから揚げ弁当にから揚げを一つ追加する!あははははー!大サービスだぁ!』
 全員がジト目だった。
「…今日一日のことは何だったのよ…」
「珊瑚(さんご)…いいからやっちまえ。どうせ祭りだ」いちご。
「そのつもりなんだけど」

 その後打ち上げ用に置いてあったビールをガブ飲みした珊瑚(さんご)が泥酔して暴れまわり、逃げ惑う男のハンター職員を次々に性転換しまくった。
 直前に見ていたのか何だかしらないが、金髪のカツラに真っ赤な口紅のメイク、白いワンピースでまるでマリリン・モンローみたいなスタイルだ。
 あっという間に借りていた会場は、約半数がマリリン・モンローそっくりさん大会の会場みたいになってしまった。
 珊瑚(さんご)の能力は生まれつきの女には効かないし、華代被害が確定している人間にも効かない。だからいちごなんかは完全に対象外だ。
「い、いちご…」
「お、ボスじゃんか。良く似合ってるぞ」
「…あのなあ…」
 眉間に青筋を立てているセクシー美女。
 凛々しい伊達男も広がったスカートから伸びる脚線美やら、むき出しの腕、半分見えそうな胸の谷間では形無しだ。ハイヒールが歩きにくそうだ。
 これで足元から地下鉄が通り過ぎる風が吹きあがって来れば完璧である。
「あ、あれ何だ?」
「え?」
 そっぽを向いた瞬間にいちごのスカートめくりが決まった。
「きゃああああーっ!」
 映画みたいなシーンの再現、完成だった。

 お互いに酔っぱらってたせいかもしれないけど、あの後あたしら夫婦もお互いに性転換しちゃった。この能力って基本的にお互い効かないんだけど、不意を衝かれたりすると突発的に効いちゃうことがあるんだよね。
 旦那のセクシー美女っぷりは観てて複雑だったわー。あたしも二枚目男にされたんだけどさ。
 まあ、結婚前は毎日ファッションショー状態にさせてたんだけどね。女子高生からバレリーナ、バニーガールに花嫁姿まで一通り旦那の艶姿は観たことあるけども。
 え?その日の夜はどうしたかって?
 そりゃ内緒で。
 ま、あたしらがお互いに能力をくらったことで元に戻す能力も一時的になくなったみたいで、女になっちゃったハンター職員のみんなはしばらくそのままだったみたいだけど…ま、いいよね。所詮はお祭りなんだし。
 打ち上げの余興で女装する積りだった子はカラっぽのブラジャーに「詰め物がいらなくなった」って言ってたみたいだけどね。本物あるから。

 ま、とにかく最後にお祭りっぽくなったってことで。
 それじゃ!

おわり

http://ncode.syosetu.com/s3754c/

 

珊瑚(さんご)さんの世直し 10 「撃退」

 投稿者:真城 悠  投稿日:2015年10月23日(金)18時02分11秒
返信・引用
  「ねえねえお姉さんいいじゃないよ~」
 ちゃらいくせに身長の高い金髪男が若い女性にからんでいる。
 ここは渋谷のスクランブル交差点だ。
「やめてください…」
 さっさとその場を去りたいのだろうが、タイミング悪く信号は赤だ。そして正に先ほど赤になったばかり。その上周囲は人だかりで上手く逃げられそうにない。もっとも、そういうタイミングを見計らって声を掛けているのだろうが。
「ちょっとお茶しない?頼むよ」
「無理です…これから待ち合わせが…」
「それってカレシ?俺とお茶した方が楽しいよ?」
 こういうのに絡まれるのは珊瑚(さんご)も若いころはよくあった。
 大抵は冷たくあしらえばそれっきりだ。こいつらは「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」精神だから完全に脈が無いと判断したらすぐに切り替える。
 珊瑚(さんご)は見た目は美人だが興味のない人間相手には素っ気ない。そういうオーラは出しているつもりだが、相手も一か八かというところなんだろう。
 しかし、今日の男はしつこかった。
 絡んでいる相手が長い黒髪に白を基調とした清楚な出で立ち…何より大人しそうな物腰がこいつには「獲物」と映ったんだろう。
「これからどこに行くかだけでも教えてよ」
「…印象派の…美術展に…」
 近い距離にいた珊瑚(さんご)は「あちゃー」と思った。そんなもんまともに答える必要なんぞ無いのだ。自分なら「トイレのゲロ掃除だよ」とでも答えるだろう。
「いんしょうは?何それ」
 お前は知らんだろうな…と思う珊瑚(さんご)だった。
「モネとかゴッホとか…」
 どこまで真面目なんだよ…。
「にいちゃん、その娘(こ)脈ないよ。次行きな」
 思わず発してしまった。
「あぁ!?」
 間髪入れずに怒気を込めた唸るような威嚇を向けてくる。
「テメェに関係ねーだろうがババア!引っ込んでろ!」
 そんな大人しそうな子は大声出しただけで修復不可能なほど印象マイナスだよこのバカが。
「いいから失せろ」
「こんな真昼間から手袋なんぞしやがって気取ってんじゃねえぞブスが!」
 他人であろうと女性への悪口言ってるところを見せるのもアウト。どうにもならんね。
「ブスで悪かったな!」
 ちなみに若干トウが立っているものの、珊瑚(さんご)はかなりの美人である。客観的にもこの金髪の状況は不利だ。「何言ってんだこいつ」という空気が漂う。
「あ、あと一言忠告しとくよ。あたしには触れない様に」
 珊瑚(さんご)は読めた。確かにこいつは数を頼ってのナンパ男だが、この美術好き少女にこんなに拘るのは軽い「一目ぼれ」って奴みたいだ。だから諦めない。
「お前こそ引っ込んでろ!」
 どん!と肩を突き飛ばす金髪。
「きゃっ!」
 目の前で行われた暴力行為に身をすくませる美術少女。
「…触るなっつったでしょうが…遅いけど」
「何を言って…?…ええええええええーっ!?」
 そこにいたのは金髪のちゃら男ではなく、長い黒髪をなびかせ、露出度の低い装いをした大人しそうな女の子だった。くりっとした大きな瞳をパチパチさせている。可愛い。
「…咄嗟にイメージできなくてよ。まあそんな感じで」
 清楚なイメージの割に発育のいい乳房ごしに自らの身体を見下ろし、地面を引きずりそうな長いスカートをばさばささせる元・金髪。
 自らの女性化した肉体がやっと認識出来始めたらしい。同時にスカートの内側でむき出しの素脚同士がするっと触れあい、同時に生まれたばかりの乙女の柔肌を女物のつるつるすべすべの下着がなぶった。
「ひあっ!」
 その官能的な肌触りに寒気を走らせる。ここに至って遂に自らのアンダーバスト、そして乳房を抱きしめるブラジャーの感触に気付いたのだった。
「…これは…」
 茫然と立ち尽くしている美術少女。
「いいからあんた行きな。ほら、青だよ」
 同時に信号が青になっていた。一斉に流れ始める人ごみ。
「あの…ありがとうございます!」
 最後まで聞き取れなかった。
 そのまま人ごみの中に消えて行く。
 ふと気づくと、元・金髪の姿も無かった。…ショックでどっか行っちゃったか…まあいいわ。嫌がってんのにしつこくナンパし続けるなんて男の風上にも置けないってね。
 しつこくナンパしただけで一生女にしちゃうのは過酷過ぎるけど、何時間か女の身体にして女装させるくらいならいいでしょ。

 そんなこんなで昨日も今日も人助け。いや~気持ちがいいなあ。
 それにしても何でみんな「触るな」っつってんのに触るかね。ま、触らないならこっちから触りに行くけどさ。
 それじゃ!

おわり

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珊瑚(さんご)さんの世直し 09 「サプライズ」

 投稿者:真城 悠  投稿日:2015年10月22日(木)18時04分21秒
返信・引用
   怯えている女性の表情。
 薄暗い部屋の中で電話のコール音とナンバーディスプレイだけが光っている。
 抑揚のない電子音声が不在とメッセージを促すと、ブツッと言う音と共に話が始まった。
『いるのは分かってるんだよ~デュフフふふふ…』
 「ひっ!」と小さく声を出して布団をかぶる女性。同時にどんどんと玄関を叩く音がする。

『そういわれましてもね~』
 ダルそうな男の声。
『実害も出ないのに警察は動けないんですよ。大体その話だって本当かどうか分かりませんしね』
「本当です!信じてください!」
『この頃フラれた相手を腹いせでストーカーに仕立て上げる冤罪事件も多くなってましてねえ。国家賠償やらなんやらでお金もないんですわ』
「冤罪じゃありません!録音も残ってるんで聞いてください!」
 もう涙声になっていた。
『すいません。忙しいんでこれで。あ、その辺りに巡回増やしときますから』
 ブツッと切れた。
 目の前にはどうにか繋がっているパソコンのディスプレイがあった。そこには素っ気ないHPが開いていた。
「お悩み相談3535」

 飾り気のない地味なファッションで辺りを見渡している女。地面を掃除しそうなほど長く白いワンピースである。
 大きなつばの白い帽子が目印だった。
「どーも珊瑚(さんご)です」
 すらりと背の高いモデルみたいな美人である。
「…安田さん?約束の」

 目の前には美味しそうなコーヒーが湯気を立てている。
「ま、状況は分かったわ」
「…あの…それで…」
「うん。引き受けるよ」
「ありがとうございます!」
 安田頼子の声は大きくなっていた。
「分かってると思うけど繰り返すね。まず、あたし…二条珊瑚(にじょう・さんご)の存在は秘密ね。口外無用。誰にも喋っちゃ駄目」
「…警察にも…ですよね」
「その警察は頼りになったのかしら?」
「いえ…全く」
「まーそーだろうね。とにかく黙ってて。でないと引き受けないよ」
「はい!そりゃもう!」
「それから報酬は取ってないんでその点よろしく」
「…いいんですか?」
「困ってる人を助けるのが本分だからねえ。お金持ちの人なら自分でガードマンとか雇えばいいんだもん」
「ストーカーにも…効果あるんですか?」
「威嚇効果はあるんじゃない?ゴツい男が一緒にいる時に襲い掛かりたくないでしょ」
「お金で頼めるものなんですか?」
「そりゃ仕事だから。民間の用心棒会社なんて結構あるんだよ。警察官とか自衛官のOBがやってたりするから腕も確かだし」
「そうなんです…か」
「まーでも1人につき50万円とか掛かるけど」
「そんなに…年間ですよね?」
「まさか。ひと月でだよ」
「…っ!?」
「大丈夫だって。あたしゃそんなに取らないから。ただ、こういう打ち合わせの時はおごって欲しいのと、移動の足代くらいは欲しいけどね」
「も、もちろんです!」
 コーヒー一杯500円のオープンカフェである。

「…というワケです」
 留守番電話に残されていた聞くに堪えない音声の再生が終わった。
「こりゃヒドいね」
 ここは頼子の自宅の部屋である。
「…分かっちゃいたけど…これでも警察は動かないんだ…」
「そうなんです…やっぱり結局はお役人さんなんだなって」
「ま、あたしも一応公務員だから分かるけどさ」
「…二条さん公務員なんですか?」
「しまった…まあいいわ。公務員は副業禁止だから黙っといてね」
 といって口の前に人差し指を立てる。
「で?毎晩来るってことは今夜も来るんだよね?」
「多分あと1時間くらいで」

 どんどんどんどん!と扉を叩く音。
 玄関は施錠した上にチェーンも掛けている。合鍵を持っていても簡単には入れない状態だ。
「…」
 のぞき穴から玄関前の男を確認する。極端な広角レンズで歪んではいるが、さっき見せてもらった男に間違いなさそうだ。
 騒動は2時間は続いたが、今日も大人しく帰ったらしかった。

 目の前にはポテトチップスがパーティ開きになっており、紙コップに炭酸飲料がついである。まるで小学生のお泊りパーティだ。
「なるほどありゃ参っちゃうわね」
「そうなんです…」
「いきなりぶっ倒してもいいけど、なるべく効果的にやりたいわ」
「効果的…」
「今度電話来たら出て」
「え…でも」
「確かにストーカーの電話は余り取るべきじゃないわ」
 ポテトチップをバリバリ食べる美人。
「ドア前で掛けてドア越しに呼び出し音が連動して鳴ってるのを確認して部屋にいるのを確かめたりするし」
「…」
「固定電話なんてもっとそう。取ったら部屋にいることバレバレなんで直後に襲撃されたりしかねない」
「そんな…」
「さっき軽く調べたけど一応この部屋に盗聴器はついてないみたい」
「はい。入れたことはないので…」
「技術的には単なるワイヤレスマイクだからね。何か贈り物もらったことある?」
「あ…あります。貯金箱」
「それどした?」
「職場に置きっ放しです」
「怪しいね。何か仕込んであるかも」
「盗聴器ですか?」
「それだけならいいけど、隠しカメラとかGPSとか」
「そんな…」
「まーそんな話をしてもしょうがないわ。そいつの家に行ったことある?」
「…あります」
 気まずそうに俯く頼子。
「どしたのよ」
「ごめんなさい!迂闊(うかつ)でした」
「一人で行った訳じゃないでしょ?」
「…はい。職場の同僚と数人で」
「それ以来勘違いされてストーカーねえ」
「…はい」
 何かを思いついた風の珊瑚(さんご)。
「てーことはさ?」
「…?」
「ストーカーくんのヤサ(家)知ってるってことだよね?」

「ここかあ」
 こちらもセキュリティなど欠片(かけら)も無いマンションだ。
「…大丈夫でしょうか?」
「窮鼠猫を噛むってね。こっちから成敗してやるよ。さっき電話で言ってくれたでしょ?『あたしを諦めないつもりなら、何が起こっても知らないよ』ってね」
「言われた通りに言いましたけど…どういうことなんです?」
「まーみてなって」

 すっかり深夜である。
 頼子が送り付けられた合鍵を使って部屋に侵入する。
 現代人は夜更かしが多いのだが、ストーカー君はすっかり爆睡中らしい。
「おーよく寝とるわあ」
「…おじゃま…します」
 こんな時も丁寧な頼子。
「以外に普通の部屋だね。あんたの写真が壁中にびっしり…とかだったらどうしようかと思ったわ」
「…今も他の人も普通に呼んでるんだと思います」
 確かに、いつでも「部屋飲み」に誘える程度には片付いている。
「さーてと」
 勝手に電気をぱちぱち点灯させてずんずん進んでいく珊瑚(さんご)。
「あの…」
「頼子ちゃ~ん、寝室どっちかなあ」
 ほどなく到着した。
 ふっかふかの布団に埋もれる様にして中肉中背の男が眠りこけている。
「こいつだよね?」
「…はい。…あの…もしかして…」
「別に殺したりしないよ。ただちょっと「お仕置き」をね。いたいけな乙女をストーカー被害で悩ました男としちゃさ」
 珊瑚(さんご)はむにゃむにゃ言い始めたストーカーの顔に向かって何やらスプレーを吹きかけた。
「っ!?」
「ただのクロロホルムだよ。これで少なくとも明け方までは目は覚まさないから」
「…はあ」
「じゃ、行くよ」
 頼子は信じられない物をみた。
 ごく普通の中肉中背男の胸板が、ツンと上を向いた形のいい乳房となって行く。
 メリハリのないずん胴が縊(くび)れていき、がに股が内股となり、艶(なまめ)かしい脚線美が形成されていった。
 閉じていても分かる瞳がくりっと大きくなり、長いまつ毛に彩られて行く。
 はっとするほどの美少女だ。いや、「美女」か。
「…これは…」
「お仕置きだべ~」
 珊瑚(さんご)がふざけている間にも変化は続く。
 ぶつぶつと突き出していた無精ひげも鬱陶しかった顔が大理石みたいにつるつるの表面へと変わっていた。
 股間のでっぱりも平らになって行き、そこには別のものがあった。
「年齢設定が難しいなあ…二十歳よりは年上で女の色気が出ないと」
「あの…」
 だらしなく首回りが伸びたTシャツが純白の光沢を伴って大きく広がり、肩の部分がシュークリームみたいに皺(しわ)と光沢を伴って膨らんだ。同時に長袖に伸び、腕全体を覆っていき、手の甲にまでシームレス(継ぎ目なし)に達する。
「…すごい…」
 形のいい乳房を強調するかの様に豪奢な刺繍が表面を彩って行き、くびれたウェストに誂(あつら)えたかの様に立体的に成形される。
 そして…下半身をだらしなく覆っていたゆるいトランクスは美しく光沢を放つサテン生地と、ガサガサと音を立てて膨らむチュールとそれを肌に直接当たらない様にガードするシルクのスリップ状のガードが形成されたのだ。
 はっきり言えばお姫様みたいなゴージャスなドレスのスカートとなって流れ落ちたのである!
「…綺麗…」
 閉じたままの目に付けまつ毛が乗り、薄すぎず濃すぎないナチュラル・メイクがほどこされて行く。
 元々美形なのに丹念に施されたメイクによってお人形さん…いや妖精の様な透明感のある美女が溢れんばかりの大量の生地のドレスに身を包んですやすやと寝息を立てていた。
「ん…」
 とかいって軽く寝返りを打とうとするが大量の生地が邪魔をして中々自由に動けない。諦めたのかすぐ落ち着く。
「眠れる森の美女、スリーピング・ビューティの出来上がり~」
 何の変哲もない男の一人暮らしの部屋のど真ん中に突如出現した“お姫様”は違和感があるなんてものじゃなかった。
 よくよく見るとスカートから先端が飛び出した脚にはハイヒールが装着されている。この分だと補正下着やストッキングなども抜かりが無さそうだ。
「…どうなってるんです?これ」
「秘密ね。秘密」
 パチッとウィンクする珊瑚(さんご)。
「これで明日の朝起きたらビックリでしょ」
 それどころでは無かろう。
「この部屋って鏡は洗面所のしかないのか…自分で自分の格好を確認させてやれないのは残念だけど、まあそこまでサービスしてやることもないでしょ。王子様のキスで目が覚める仕込みまで出来れば完璧だけど…まーいーや。じゃ、帰ろうか」

 そんなこんなであたしたちは手際よくその後ストーカー君の部屋を脱出した。
 証拠を残すのはスマートじゃなかったけど、その場に置かれていたストーカー君のスマホにスパイウェアを仕込んで遠隔操作し、どうにか音だけは拾うことに成功したの。
 いや~面白かった。
 お馴染みの「ん?」から始まって「うわあああー!」とか「ひゃああーっ!」とか「何だこれはぁあ!?」とか延々続く訳よ。女二人で大爆笑しちゃったわ。
 そりゃごく普通の若い男がある朝起きたら女に性転換していた上にお姫様みたいなドレス着せられてたんだから驚くわなあ。
 その後どうなったのか知らないけど、ともかく結果としてストーカー被害はぴたりと止んだらしいんで結果オーライってことで。

 それじゃ!


おわり

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珊瑚(さんご)さんの世直し 08 「間に合わせ」

 投稿者:真城 悠  投稿日:2015年10月20日(火)19時05分21秒
返信・引用
  「いらっしゃ~い」

 ダルそうに珊瑚(さんご)が言った。
 煙草を止めていなければうっすらくゆらせてたところだ。

 ここはマンションの一室だ。
 悪徳ホストである色男が部屋に帰ってみると、貢がせていた若い女ではなく、すらりとしたモデル体型の美人ではあるが若干トウの立った女がふんぞり返っていた。
 ジャケットから出た両手に手袋をしているのが独特の雰囲気だ。

「…あんだお前は?」
「あんたの彼女のお友達だよ」
「知らねえよ」

 珊瑚(さんご)はゆっくりと立ち上がった。

「ま、知らんでもいいけどさ…とにかく彼女は実家に帰ってもらうから」
「あんだとゴルァ!」

 急に重低音の効いた大声を上げる色男。

「おーきな声だこと」

 だが、スリム美女は特に同じている風でもない。

「人の恋路に口は挟まないけどさ。何かというと殴ったり金を貢がせたりするのは良くないなあ」
「あぁ?テメエの知ったことかよ!」
「知ったことだよ!」

 負けずにタンカを切る珊瑚(さんご)。

「…ということで今日から彼女のことはバッサリ忘れな」
「何なんだよオメエは!」
「そりゃ決まってんでしょうが」

 軽く髪を掻きあげる。

「正義の味方だよ」

 それと同時だった。

「うるせえ!」

 ケンカ慣れしていない素人パンチそのものだった。右手を振り上げて力任せに身体ごと叩きつけてくる。

「…っ!?」

 拳ではなくてしなる腕の方を払う様に防御し、同時に脚を上げてキックをカットする体制になりつつ反対の手をつき出す。
 これは本来はフェイントを掛けて金的を狙ってくる相手用…つまりは男性がやる防御なのだが、珊瑚(さんご)のコーチも男性だったので反射的に出てしまった。

 ファーストコンタクトの後、突き飛ばす様にして距離を取る珊瑚(さんご)。

「あーそれから言うの忘れてたけど」

 正中線を守る様に構え直す。タイトスカートが動きにくそうだ。

「あたしにゃ触らん様に…って遅いか」

 ジト目になる珊瑚(さんご)。

「あんだこの野郎!…っ!?」

 その甲高い声が誰のものなのか分からずうろたえる色男。…いや、今は色男ではない。

「え…、な!何だぁ!?」
「だから言ったでしょうが。触るなって」
「あ…あ…ああ…」

 茫然と自らの身体を見下ろしている元・色男。
 だが、金髪に染めて逆立てていたその髪の毛も、筋肉質に引き締まったボディも、金の掛かった派手な色のスーツも跡形もなくなっていた。

「え?…あ…ああ!?」

 ぐらぐらと安定しない黒光りするハイヒール。艶(なまめ)かしい脚線美を覆い尽くす網タイツ。メリハリの効いたダイナマイトバディを抱きしめる黒い光沢を放つハイレグ。胸から上は素肌が露出し、瑞々しい輝きを放っている。
 半分もカバーされていない様に見える乳房からは胸の谷間の黒い影が見えそうだった。
 毒々しいほど真紅のマニキュアに10本の指が彩られ、カラスの様に漆黒の髪は腰まで伸びて首筋から背中の素肌をくすぐった。
 石油製品の香りすらしそうな原色のルージュとアイシャドウに彩られた彫の深い美人顔にシャンデリアの装飾を思わせる大振りのイヤリングがぶら下がる。
 天井まで達しそうなうさみみを模した髪飾り…バニーカチューシャが突き出していた。
 つんと上を向いた豊かなヒップの上にしっぽを模した飾りが乗っかっている。

「バカな!?…どうなってんだぁ!?何なんだよ…これはぁ…」

 くわっと目を見開いているバニーガール。
 そう、色男は一瞬にして妖艶なバニーガールに変貌してしまったのだ!

「何なんだよって…あんたバニーガールも知らんの?」

 そういう問題ではない。

「そんな…オレの身体が…お、女に…」

 改めて胸の谷間を見下ろし、その先の網タイツに包まれた脚線美を見下ろし、それを動かしては自分の身体の感触を確かめている元・色男。

「わーった?金輪際彼女には近づかないこと!」

 突然バニーガールが飛び掛からんばかりに珊瑚(さんご)に迫ってきた。

「あ、あんたか?あんたがこれをやったのか?」

 予想外の反応にドギマギしてしまう珊瑚(さんご)。

「まー…一応」

 ぶっちゃけこの能力は非公式なのである。華代だけでも厄介なのにこの上妙な能力持ちが増えたのでは予算が取れない。
 まあ、一切の説得が不可能な華代と違って珊瑚(さんご)は基本的には真面目なエージェントなので問題はない。

「も、戻してくれ!今すぐ戻してくれよお!」

 完全な女声なのにチンピラみたいな口調なのが異様だ。まあ、珊瑚(さんご)はこれまでも散々「女の見た目に男の挙動」と言う存在を量産して来たので慣れたものだが。

「だーめ。ホステスの格好してホステスの彼女に貢がせてた反省するんだね」
「分かった!それは分かったからまた今度にしてくれ!頼む!頼むよおぉ!」

 子泣きジジイみたいにへばりついてくるバニーガール。濃い化粧の香りが鼻に付く。
 半分露出した胸を硬い骨組ごしに押し付けてくる形になる。スケベ男なら極楽かもしれないけど、生憎(あいにく)こちらは女の身体なんぞ自分ので間に合ってるんでね!

「ひっつくな!痩せた女は体温が熱いんだよ!」

 引き剥がすように突き飛ばす。

「きゃっ!」

 慣れぬハイヒールに怪我をしない様に転ぶのがやっとのバニーガール。
 揃えられた脚が思わずよよとした女性的ポーズになってしまう。

「うぁあっ!…痛い…」
「うるさいよ!散々女を食い物にしやがって!ちったあ反省しな!」

 決まった…。珊瑚(さんご)はこういう風にちゃんと能力を使って当然の相手に使った場合は敢えて「しばらく放っておけば元に戻る」ことを教えないことにしていた。
 次の瞬間、乱暴にドアが開いた。

「おい!引き取りに来たぞ!」

 ビア樽みたいに太り散らかした口髭の男と、サングラスにダークスーツのマッチョというガラの良くない二人組が遠慮なくずかずか入ってきた。

「女はどこだよ女は!タカ!」

 どうやらビア樽の方が主導権を握っているらしい。
 そして、「タカ」というのがあの色男…現・バニーガール…の通称らしかった。

「お、何だよこんなところにいるじゃねえか」

 バッチリ着付けられ、メイクも決まったバニーガールがセクシーポーズでお出迎えしているのである。目立たない訳がない。

「いや…違う…違うんです…」

 脚がすくんで立ち上がれないらしいバニーガールが必死に首を振り、両手を左右に振って否定している。

「そんなカッコで何気取ってやがる。タカの女ってのはお前か?」
「ち、違います!オレがタカです!」

 セクシーバニーガールが甲高い声で言い放った。
 一瞬顔を見合わせる闖入者たち。

「…オレの知ってるタカは男だぞ」
「だ、だからオレがタカなんですって!」
「お前…どう見ても女だろうが」

 他のスタイルならいざ知らず、体型がモロに出るバニーガール姿に男性が女性に見分けがつかないほどコスプレで化けることなど不可能だろう。
 しかも目の前のうさぎちゃんは細いところは細く引き締まったプロポーション抜群と来ている。
 元の身体より小さく仮装など出来る訳がない。

「こいつです!このババアが俺を女にしやがったんですよ!」

 珊瑚(さんご)の方を指さしてきた。

「…そうなのか?」

 無言で肩をすくめるアメリカンなジェスチャーをする珊瑚(さんご)。「んなワケないでしょ?」という訳だ。

「まあ、どっちでもいいや。いい女が調達出来りゃさあ」

 にやりとするビア樽。

「いや…止めて…やめてぇっ!!!」

 あっという間にサングラスの大男に「お姫様抱っこ」されるバニーガール。
 お尻の方がモロに見せつけられる恰好となり、脚の真裏を上下に走る「バックシーム」が珊瑚(さんご)の目に飛び込んでくる。
 じたばたする網タイツに包まれた脚のラインにハイヒール…まるでフェチの記号集だ。自分でやらかしたこととはいえ、女の目で見てもドキッとするほどセクシーだ。

「あ、あいつ!あいつだって女です!あいつを連れてってくださいよお!」

 涙目で主張するお姫様抱っこされたバニーガール。
 一目見てすぐに視線を戻すビア樽。

「ババアにゃ興味ねえよ。お前でいい。きっとボスも気に入るぜ」
「そ、そんな…いやああああっ!」

 生まれたばかりのバニーガールはそのほお紅を打ち消すほど真っ青な顔色になっていた。


 …そんなこんなで連れてかれた元・色男君がどうなったのかは知らない。
 部屋の奥に隠れててもらった知り合いの女の子の話だと、あれから二度と顔を出してないんだって。あたしの脅しとお仕置きが効いたかな?

 連れてかれたバニーちゃんなんだけど…あれ、放っとけば男に戻れるからね。でも、勝手に服を着替えられるとそれには対応できないから注意が必要。
 まさかとは思うけど、キャバ嬢ドレスみたいなのに着替えさせられてボスにお酌してる真っ最中に戻ったりしたら…そこには中途半端な女装した男が…ってなことになるけど大丈夫かしら。

 ま、その時は連れてきた連中ともどもボスの方にお仕置きされちゃうかもしれないけど知ったこっちゃないね。

 それじゃ!


おわり

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書き込みありがとうございます(^^

 投稿者:真城 悠  投稿日:2015年10月18日(日)06時21分0秒
返信・引用
  ご無沙汰しております。

>どうも、てぃーえむです。
>復活されたようでなによりです。

 ご心配おかけいたしました。
 てぃーえむさんには数々の不義理、申し訳ございませんでした。

>早速、珊瑚さんシリーズを読ませていただきましたが、相変わらずな感じで、面白いやら懐かしいやら。華代ちゃんシリーズを読みあさってた頃を思い出しました。

 「相変わらず」というのは私にとって最大のほめ言葉の一つです(^^。ありがとうございます。
 このワンパターンな感じが書いてて好きです。

 「基本的には戻れる」ってのは私の作品では制裁としてぬるいんですが、バスの順番待ちのケンカ程度で永遠に性転換されちゃうのは逆に重すぎるんで、もっと軽い制裁でいい場合に珊瑚の能力が丁度いいかなと。

>「なろう」のほうでも活動されているのも確認しましたし、折を見て作品を読みたいと思います。

 ありがとうございます。
 自分で言うのもなんですが、「メタモル・ファイト!」は楽しんでいただけると思います。
 読み味が軽くなるように1チャプターを物凄く短くしてありますのでどうぞ。

 それから「恐怖の女体化劇場」はまんま「不条理劇場」のノリでとても短いのでお気軽に読んでいただけると思います。

「恐怖の女体化劇場」
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>さて、「なろう」におけるTS作品についての話題が出ておりますね。
>私としては「なろう」で流行ってるTS作品はいわば「俺が変身ヒーロー(ヒロイン)になって大活躍で大勝利」的なもんだと思います。(ついでに異世界転生ものが流行ってるのも同じ理由だと思う)

 少し前に八重洲さんもおっしゃっていたのですが、この頃のTSものって、「女の子になる」ことが一方的なプラス属性の付与になっちゃってる…という点ですね。
 私の考えが古いのかもしれませんが「何かを得るためには何かを失う」「何らかの犠牲を伴う」ものであるべきだと思います。であるからこそいいわけで。

 分かりやすく言えば、「女になる」にはその前提として「男でなくなる」ということがあるわけです。

 いきなり腐れ縁の男に押し倒されそうになる「原生動物」ほど直接的にデメリットを叩きつけるかどうかは作者の好みになりますけど、基本的には「被害者」の立場を楽しむフィクションジャンルだと思っていたわけです。
 ところがこの頃のTS(?)ものは「俺TUEE」です。

 本田透氏も指摘されていたんですが、「女の子になると同時に肉体的にも強くなる」現象が顕著です。「少年魔法少女もの」が顕著ですね。
 これは「女の子になると“弱くなる”」ことを疑似体験的に楽しんでいた、“古きよき”時代のTSファンからはかなり違和感があります。
 まあ、完全に違うジャンルだと思うしかありません。

 「異世界転生」も、そもそもこの頃の「異世界」がファンタジー世界で現代の天文学の知識から「日食」の来る日を予測し、それを「超常現象」として演出することで大衆の心を操作する…みたいなハードファンタジーじゃないんですよね。

 私も数を読んだわけではないので伝聞ですが、「ゲーム内世界」への転生らしいんですよ。下手すりゃすべてにパラメータが表示されるくらいの。
 何というか箱庭世界みたい。もう完全に妄想の世界です。まあ、フィクションに耽溺するのは人間の最高の娯楽なんでいいんですけど、不自由な楽しさってのもあるのに妄想の中とはいえそこまで自由でいいのかな?といらん心配をしてしまいそうです。
 個人的にはMMORPG的な自由にもほどがある世界観がある程度以上続いて飽きられたら伝統的な流れに回帰するんではないかと勝手に踏んでいるのですが。

 一ついえるのは私は「TS+俺TUEE」は好きじゃないってことです。

 え?「メタモル・ファイト!」はどうなのかって?
 あれは「女の子に変身して戦う」ものではありません。

 「相手を性転換+女装させる」能力をぶつけ合う戦いなんです。
 だから勝つ側は「性転換+女装」はしません。つねに「性転換+女装」させられるのは常に負ける側なんです。
 とはいえ、「勝敗」は別のところでつきますから、「能力の相打ち」になることもあります。

 つまり、男同士で戦いが始まったのに途中から女同士のキャットファイトっぽくなっちゃうこともあるんですね。戦闘能力はそりゃありますが、基本的に「性転換した」ことによる能力付与要素は皆無。デメリットしかありません。

 「そういう風に戦いに性転換+女装を使う」という、おそらくは「なろう」では唯一無二の作品です。あんまり自慢になってませんが(爆)。

例)
「相撲決着」(足の裏以外が地面に接触したら負け)を提唱

→戦闘中に相手を「タイトスカート+ハイヒール」姿(転びやすい格好)にして転ばせて勝利!

>これは「なろう」に限った話ではなく、きっとどこでもそうなのでしょう。『「なろう」はTS作品を探す場所ではない』ではなく『どの方を向こうと、そもそもコアなTS作品を書く人が少ない』のです。コアなTSファンというのは今でもさほど多くなく、執筆できる人はさらに少ないということです。ゆえに、真城さんのようなTSファンが「なろう」で作品を投稿する意味は確かにあるのだと思います。

 ありがとうございます。
 先日別の新人賞の落選通知が来ました。結果自体は一次選考落選であることは知っていたんですが、「これはこの頃売れている傾向で無いから」ではまったく新しいブームは作れないのになあ・・・と思ったり。

>実際、先んじて「なろう」の感想欄だけ見てみましたが、感想を書く人がいらっしゃるではありませんか。しかも少しずつではありますが、感想を書く人が増えている。これはコアなTSファンが少数かもしれませんが「なろう」に存在し、彼らが真城さんの作品に価値を見いだしている明確な証拠ですね。
 というわけで、これからも活動を続けてほしいと思います。

 ありがとうございます。
 確かに若干はリアクションを頂いております。信じられないほど大量に活動されている(回数および総文章量)のに、感想が皆無の作品などもありますから、その点はありがたいです。

 とはいえ、「もしも子供のころの自分だったら、こんなアホ(いい意味で)な小説があったら大騒ぎする」内容にできているので、その割には・・・とどうしても思ってしまうんですよね。

 まあ、現在ちょっと詰まっているのは最新部分で出てくる新キャラの能力・・・というかコスチュームが思いつかないので停滞しているだけで、もうしばらくしたら再開します。

 書き込みありがとうございました!

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